「これからのゴルフ場は18ホールではなく36ホール。しかも両コースがチャンピオンコースと称され、アベレージゴルファーにも真に愛され楽しんでもらえるものを」。
約50年前、茨城ゴルフ倶楽部の建設計画は、こうしたゴルフ場の理想ともいえる姿を追求することから始まりました。しかし、36ホールをレイアウトするに充分な用地を提供された事は、設計者にとまどいを抱かせた反面、心地よい苦悩も招いたのです。
36ホール各々にどのようにバラエティを持たせるか。
自然な環境・地形をどう活用するか。
プロに難しく、なおかつ多くのアベレージゴルファーにも楽しんでもらえるコースを造るためにはどう工夫すればいいかなど。それらの問題を解決するために、まず用地の全域について、詳細な調査が行われ、その結果、全体の原地形がゆるやかなスロープを持っていること、樹木の分布状態が予想外に良いこと、用地が潤沢であることなど、この地形は設計上非常に有利であることがわかったのです。
次に諸条件を把握したうえでコースにどう特徴をもたせるか。
それにはコースレイアウトや自然の起伏を生かした形状、ティグラウンドからの美観はもちろんのこと、バンカー、池、さらには松や杉一本の配置にも十分に配慮しなければなりませんでした。
全部で72のアンデュレーションも形も異なるグリーンを設計したのは、ゴルファーたちに一年を通していつでも存分にプレーを楽しんでもらいたい、という設計姿勢のあらわれでした。
約50年前、茨城ゴルフ倶楽部の建設計画は、こうしたゴルフ場の理想ともいえる姿を追求することから始まりました。しかし、36ホールをレイアウトするに充分な用地を提供された事は、設計者にとまどいを抱かせた反面、心地よい苦悩も招いたのです。
36ホール各々にどのようにバラエティを持たせるか。
自然な環境・地形をどう活用するか。
プロに難しく、なおかつ多くのアベレージゴルファーにも楽しんでもらえるコースを造るためにはどう工夫すればいいかなど。それらの問題を解決するために、まず用地の全域について、詳細な調査が行われ、その結果、全体の原地形がゆるやかなスロープを持っていること、樹木の分布状態が予想外に良いこと、用地が潤沢であることなど、この地形は設計上非常に有利であることがわかったのです。
次に諸条件を把握したうえでコースにどう特徴をもたせるか。
それにはコースレイアウトや自然の起伏を生かした形状、ティグラウンドからの美観はもちろんのこと、バンカー、池、さらには松や杉一本の配置にも十分に配慮しなければなりませんでした。
全部で72のアンデュレーションも形も異なるグリーンを設計したのは、ゴルファーたちに一年を通していつでも存分にプレーを楽しんでもらいたい、という設計姿勢のあらわれでした。